【特許】週末の料理(身近な特許/ピーラー)

週末に購入した「天才ピーラー」
ついこの間の週末のことです。家族が「見て。これ買ったの」と
何やらピーラーのようなものを見せてきました。
柄が見たことがないような形状をしており、
特筆すべきは刃の部分が用途によって付け替え可能というギミック。
その名も「天才ピーラー」。
千切り以外にも厚切りスライス、みじん切りと麺切りと多種多様に使える代物とのこと。
私自身も夕食や、自身の酒の肴を作るのに簡単な料理をしますが、
最近のマイブームは「無限納豆」と呼ばれるメニュー。
※気になる方は是非お調べください。とても美味しいです。
ちょうどそれにはキャベツの千切りを使うため早速使用してみたところ、
「驚くほどに切れ味が良く、みるみるうちにキャベツの千切りが感動的に量産されていく」
私の下手な包丁さばきでできる千切りよりもはるかに細く・均一。そして切れ味も抜群。
「天才ピーラー」の特許技術
これはすごい、と思い早速その商品を調べてみたところ、
なんと特許を取得した技術や意匠登録されているデザイン等が使われているという。
- 特許登録/第6503109号(ギザ刃部およびガイド部が隙間を隔てて略平行に設けられ、一体となって動く)
- 特許登録/第5997753号(出刃構造)
- 意匠登録/第1617023号(刃を複数枚重ねた皮むき器)
- 意匠登録/第1470383号(引くだけで削れる指かけリング方式)
- 商標登録/第6746747号(サラダメーカー)
- 商標登録/第6746652号(天才ピーラー)
開発企業「株式会社レーベン」
この製品を開発したのは、「株式会社レーベン」さんという会社。
※平成29年に株式会社レーベン販売→株式会社レーベンへ社名変更。
調べてみると、特許庁長官表彰を受けていたり、
知的財産権活用企業事例集の資料の中にも取り上げられたりしている
知財×経営をまさに体現している会社でした。事業展開も様々で一般家庭用調理用具のみならず、
給食やホテル、飲食店で使われている調理器具の開発、その他関連事業も多数あるようです。
知財と経営の融合
料理や日常生活を送る上での小さなストレスや、疑問点、課題に真正面から向き合い、
それを解決するための製品を世に送り出すだけでなく
知財も上手く活用しながら事業展開を進めていく。
こんな企業がもっともっと世の中に増えていけば、私たちの日々の生活ももっと豊かに、便利になっていくはずと思うと同時にそんな方々を知財管理の側面から最大限サポートしていきたいと感じた週末でした。