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【意匠権】新規性喪失の例外規定の適用のための手続緩和について

書類の確認をする2人の手元のクローズアップ。青いペンを持つ手と書類を持つ手が写っており、ビジネス文書の確認作業をしている様子

本日は、ご存じの方も多いと思いますが、今年の1月1日に施行された
「意匠の新規性喪失の例外規定の適用を受けるための手続緩和」について記事にしたいと思います。

意匠権とは

意匠権は 物、建築物、画像など「物」のデザインに対して与えられるものです。
何か物をデザインをする場合、形や模様、色のバリエーションがたくさん出てくるため、
それに伴い申請する意匠などの数もおのずと多くなります。

背景と変更点

最近はクラウドファンディングの活発化や、
SNS活用によるマーケティング戦略の多角化などの影響もあり、
製品が市場に出回る前、意匠権の申請を出す前に公開されるケースが多くなっています。
そのため、新規性喪失の例外の適用を受ける件数は増加傾向にあります。

従来であれば、新規性喪失の例外の規定を受けたい意匠それぞれに対して都度、
「例外適用証明書」を提出する必要がありました。

今回の改正で、例外適用証明書の提出は自己の行為により
公開された同一または類似する意匠のうち最先の公開の日の行為によるものを
提出することで足りるようになりました。

改正の影響

例外適用のための手続きが緩和されることで開発中の製品に対する市場の反応を
今まで以上に感じながら製品の開発が進められるようになります。

参考情報

詳しい内容を確認したい方は、以下特許庁のHPをご確認ください。
かわいい犬が登場する動画を見ながら詳しく学ぶことができます。


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