エントランス風景(クリスマスver) ゴールドクレストの花言葉とツリーやオーナメントを飾る意味 クリスマスに関しての雑学をお届け!
今日はクリスマス。昨日の夜はサンタの任務をしっかりとコンプリートしました…
私たちミガリオのオフィスでも、エントランスに小さめのクリスマスツリーを飾り、ご来社される皆様をお迎えしています。やっぱりクリスマスツリーって大きくても、小さくてもかわいいですよね。オーナメントも良い感じです。
実はこのツリーに使われているのは「ゴールドクレスト」という植物でヒノキ科イトスギ属「モントレーイトスギ」の園芸品種です。
今回の記事では、ゴールドクレストの花言葉やクリスマスツリーやオーナメントに込められた意外な意味と、この時期ならではの知財業界では有名な「アドベントカレンダー」についてご紹介します。クリスマスに関しての雑学を知ることで、ちょっと違った目線でクリスマスを楽しめるようになるかもしれません。
この記事の要点
⏱️読了目安: [約5分]
- 「ゴールドクレスト」には、「真っ直ぐに生きる」「不変」という花言葉がある。
- ツリーのオーナメント(赤・緑・金)には、古代からの「魔除け」や「永遠の命」への願いが込められている。
- 12月は「知財系 Advent Calendar」をリレー形式で楽しもう。
記事の目次
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ゴールドクレストってどんな植物??
当社のエントランスに飾られているツリーは、コニファーの一種である「ゴールドクレスト」です。美しい円錐形の樹形と、冬になると葉が鮮やかな黄金色(ゴールド)に変化することが名前の由来となっており、クリスマスツリーとして非常に人気のある植物です。
※コニファーとは、園芸用に用いられるヒノキ科やマツ科などの針葉樹の総称で、数あるコニファーの中でもゴールドクレストは特に高い人気を誇っています。
爽やかな香りと色の変化
ゴールドクレストは、触れると「フィトンチッド」と呼ばれる成分を発散し、山椒や柑橘に似た爽やかな香りがします。これにはリラックス効果や殺菌作用があると言われています。
また、春夏の鮮やかなグリーンから、冬の寒さに当たると美しい黄金色へと変化するのも特徴です。
ゴールドクレストの花言葉
実はゴールドクレストには、とても素敵な花言葉があります。
- 「真っ直ぐに生きる」
- 「不変」
空に向かって真っ直ぐに伸びていくその姿は、信念を持って何かに取り組む姿勢にも重なるような…気がします。また、風水的には尖った葉が「魔除け」の意味を持ち、玄関に置くことで悪い気を払ってくれるとも言われています。来年も皆様のビジネスが良い方向に進むよう、願っているという意味も込めて…。
ツリーの歴史とオーナメントに込められた「願い」
さて、ツリーといえば煌びやかなオーナメント(飾り)ですが、これら一つ一つにも、実は深い意味や由来があります。
Meaning
クリスマスカラーとオーナメントの意味
何気なく飾っているアイテムも、そのルーツを知ると飾り付けがもっと楽しくなります。
- トップスター(星): ツリーの頂点に飾る星は、イエス・キリストの誕生を知らせた「ベツレヘムの星」を象徴しています。
- ボール(丸い飾り): アダムとイブが食べた「禁断の果実(リンゴ)」に由来し、豊かな実りや幸福への願いが込められています。
- キャンディケイン(杖): 羊飼いが羊を導くための杖を模しており、「迷える人々を導く」という意味があります。
- 赤・緑・金: 赤は「愛(キリストの血)」、緑は「永遠の命(常緑樹)」、金は「高貴さ」を表しています。
そもそも、なぜ「木」を飾るようになったのか?
現代では当たり前のクリスマスツリーですが、その起源を辿ると、キリスト教が広まる前の古代ヨーロッパの習慣や、中世の演劇などが深く関わっています。
古代ゲルマン民族などは、冬至の時期に行うお祭り「ユール」において、冬でも葉を落とさない常緑樹(樫の木など)を「永遠の命」の象徴として飾っていました。これがツリーのルーツと言われています。
ドイツの宣教師が、ゲルマン民族の信仰対象だった樫の木を切り倒した際、そのすぐそばからモミの木が生えてきました。その三角錐の形が「神・子・精霊」の三位一体を表しているとして、「奇跡の木」として広めたという伝承があります。
教会の劇でアダムとイブの物語を演じる際、舞台に常緑樹を置き、禁断の果実に見立てた「赤いリンゴ」を飾りました。これが、現在のオーナメントである「ボール(クーゲル)」の直接的な起源とされています。
現在のスタイルのように、木を家の中に持ち込み、オーナメントやお菓子で飾り付けをする習慣は、16世紀のドイツで定着したと言われています。
もう一つの楽しみ。「アドベントカレンダー」の今昔
クリスマスまでの期間をより楽しむアイテムとして、近年日本でも定着してきたのが「アドベントカレンダー」です。もともとは19世紀のドイツ発祥で、12月1日からクリスマス・イブの24日まで、毎日一つずつ窓を開けてカウントダウンを行う習慣が基となっています。
家の壁にチョークで印をつけたり、毎日1枚ずつ宗教画を飾ったりしてクリスマスを待ち望む習慣が起源と言われています。
単なる絵や詩だけでなく、窓の中にチョコレートや小さなおもちゃを入れる形式が登場。子供たちが毎日ご褒美を楽しめる冬の贈り物として世界中に広まりました。
お菓子だけでなく、コスメ、紅茶、アクセサリーなど、様々なブランドが趣向を凝らしたカレンダーを販売。大人も楽しめる自分へのご褒美やギフトとして定着しました。
最近では、中身も非常にバラエティ豊かになっています。特に人気のコスメブランドやキャラクターもののカレンダーは、予約段階で完売してしまうこともあるほどの過熱ぶりです。
人気のアドベントカレンダーの中身
-
お菓子(チョコ・クッキー):
定番中の定番。毎日違う味が楽しめるものも。例:チョコレートのLindt -
紅茶・コーヒー:
寒い冬にぴったり。大人のリラックスタイムに。例:George Steuart Tea -
コスメ・香水:
ミニサイズの化粧品などが詰まった、女性に大人気のアイテム。例:ディプティック(Diptyque)
【紹介】知財系 Advent Calendar 2025
そしてもう一つ、この時期の楽しみとして欠かせないのが、知財業界の情報ハブとして有名な「パテントサロン(通称:パテサロ)」さんが毎年主催されている「知財系 Advent Calendar」です。
12月1日から25日まで、有志の参加者が毎日交代で記事を投稿していくこのイベント。普段は接点のない弁理士さん、企業知財担当者さんなどが、それぞれの視点で熱い想いやノウハウをリレー形式で繋いでいく、まさに「知財の一大クリスマスイベント」とも言えるお祭りです。
🗓️ 知財系 Advent Calendar 2025
今年も早々に登録枠が埋まって「おかわり(2枚目)」のカレンダーが作成されるほどの人気ぶりです。ここでは、掲載されている興味深いタイトルの一部を、執筆者の皆様のお名前とともにご紹介します。
- 特許検索競技大会2025スキルアップセミナーに参加してきた / 藪内達也 氏
- 40代からの新しい知財キャリア / 塩崎義晃 氏
- 弁理士 is dead / 加島広基 氏
- 万博で感じた知財の祝祭性 / 木本大介 氏
タイトルを見るだけでも、「ちょっと気になる」「読みたくなる」ものばかりです。
これら以外にも、思わず頷いてしまう共感エピソードから、ユニークな記事まで守備範囲広く多くの記事が掲載されています。
ぜひ以下のリンクから実際のページに飛んで、気になるタイトルをタップしてみてください!
まとめ:意味を知れば、景色が変わる
エントランスの「ゴールドクレスト」に込められた真っ直ぐな想い、ツリーのオーナメントに隠された願いや歴史、そして「知財系 Advent Calendar 2025」。
単なる「飾り」や「毎年のイベント」として通り過ぎてしまうこともできますが、せっかくなので身を投じてみる、イベントに触れてみる、そんなのも良いのではないでしょうか。
一つの特許、一つの商標など知財の裏側には、必ず「想い」や「ストーリー」が存在します。そんな見えない/見えにくい価値を大切に抱きしめながら、今年も残りの業務を遂行し、(ゴールドクレストのように)真っ直ぐに駆け抜けましょう。
オフィスにお越しの際は、ぜひエントランスのツリーにも目を留めてみてくださいね。
