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もうすぐ蛇から午へバトンタッチ 早いものでもう年の瀬… 今年の振り返りとブログ記事ランキングを発表!

「もうすぐ蛇から午へバトンタッチ 今年の振り返りとブログ記事ランキングを発表!」というタイトル文字と、2025 YEAR IN REVIEWと書かれたノートの写真

早いものでもう年末ですね。年を取る度に1年が経つのが本当に早く感じます。干支も蛇から午へとバトンタッチ。皆さんは年末年始はどのように過ごされる予定でしょうか。
今年2025年もたくさんの出来事がありました。初の女性総理大臣の誕生や、大阪・関西万博の開催、大谷選手の大活躍(これは毎年ですね!)といった新しい時代の幕開けに胸を躍らせたり、。その一方で、「令和の米騒動」と呼ばれた食糧不安や、企業を狙うサイバー攻撃の激化など、足元の生活やビジネス基盤に対して不安を抱えたり、見つめ直す機会も多い1年でした。

華やかなイノベーションの裏側で、それを支えるセキュリティや権利保護といった「知財ガバナンス」を問われた2025年だったかもしれません。本記事では、ミガリオの人気記事ランキングとともに、この1年を簡単に振り返り、来る2026年への展望を探ります。

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ブログ記事と関連性の高かった出来事は?

まずは、2025年の出来事の中から、特にミガリオのブログ記事と関連の深かったトピックをいくつかピックアップし、時系列で振り返ってみましょう。
未来への期待が高まる一方で、現実的な脅威への対応も迫られた、コントラストの強い1年でした。

2025年 4月
大阪・関西万博 開幕
「空飛ぶクルマ」や自動翻訳システムなど、かつてSFの世界だった技術が現実のものとして展示されました。これらの技術の裏側には、膨大な数の特許網が張り巡らされています。

2025年 11月
東京デフリンピック 開催
日本初開催。「音のない世界」を支えるアクセシビリティ・テック(手話通訳AIや振動デバイスなど)が注目を集め、技術が人の可能性を拡張する姿を世界に示しました。

2025年 12月
アスクル社 ランサムウェア調査報告書 公開
10月に発生した大規模なシステム障害に関する詳細な報告書が公開されました。サプライチェーン攻撃の脅威と、バックアップ環境の「オフライン化」の重要性が、痛烈な教訓として共有されました。

2025年 12月
今年の漢字®「熊」発表
全国的なクマの出没や被害が相次いだこと、自然との共生が課題となった1年を象徴する一字が選ばれました。

【知財コラム】今年の漢字は「熊」。実は商標ってご存知でしたか?

年末の風物詩となっている「今年の漢字®」。2025年は、私たちの生活圏への出没が相次いだことや、上野動物園のパンダ返還などの話題から「熊」が選ばれました。

💡知財トリビア:「今年の漢字®」は登録商標です

ニュースでよく耳にするこのイベント名、実は公益財団法人日本漢字能力検定協会の登録商標(第5247080号)です。
単なる言葉の組み合わせのように見えますが、特定の団体が主催するイベントとして長年積み重ねてきた「信用」を守るため、知財としてしっかりと保護されています。商標権があることで、第三者が勝手に類似イベントを行って世間を混乱させることを防いでいるのです。
文化的なイベントの裏側にも、こうした「知財による守り」が存在しています。

2025年 ミガリオ人気記事ランキング TOP10

それでは、今年ミガリオのブログで最も読まれた記事をランキング形式でご紹介します。
このラインナップを見ると、多くのビジネスパーソンが「長く続いた常識の変化」「足元のリスク管理」に強い関心を寄せていたことが分かります。

第1位:Suicaのペンギン「卒業」発表。キャラクター知財の裏側

2025年11月、長年親しまれてきたSuicaのペンギンが、2026年度末をもって公式キャラクターを「卒業」するというニュースは、SNSを中心に日本中で話題になりました。
単なるキャラクターの交代劇という枠を超え、多くのビジネスパーソンが「長寿IP(知的財産)の出口戦略」や「権利関係の整理」といった、ビジネス視点での背景に関心を寄せた結果なのかもしれません。

この記事では、作者・坂崎千春氏との関係性や、過去の「イソジン」の事例と比較しながら、キャラクタービジネスの裏側にある知財戦略について考察しています。

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第2位:アインシュタインと特許庁。天才を育んだ「審査官」という仕事

生成AIが爆発的に普及した2025年だからこそ、逆に「人間の創造性とは何か?」「本質を見抜く力とは?」という問いに立ち返る人が多かったのかもしれません。
相対性理論の着想が、特許庁での審査官時代に培われたというエピソードは、日々の実務の中にこそイノベーションの種があるという勇気を、多くの知財担当者や研究者に与えてくれました。

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第3位:「〇〇甲子園」はなぜ使える? 夏の風物詩と商標の境界線

夏の大会シーズンに合わせてアクセスが急増した記事です。「甲子園」という名称の使用ルールや、あの特徴的なスコアボードまでもが立体商標として登録されているという事実は、「身近なものの権利関係」への純粋な知的好奇心から記事に辿り着くことが多かったのかもしれません。
自社の商品名やイベント名を検討する際の、リスク管理のヒントとして読まれた側面もあると推察されます。

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第4位:NIST新ガイドライン。「パスワード定期変更」はもう古い?

「定期変更は不要」「文字種混合より長さが重要」。米国NISTが示したこの新常識は、多くの日本企業にとって衝撃的でした。
セキュリティポリシーの見直しを迫られる情シス部門の方々だけでなく、日々のパスワード管理に負担を感じていた多くの従業員の方々が、「これからの正解」を求めてこの記事に辿り着いたのではないかと考えられます。

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第5位:キャラクター訴訟事例に学ぶ。コンテンツビジネスのリスク管理

推し活ブームやコンテンツビジネスの拡大に伴い、キャラクターの権利トラブルが経営リスクに直結するケースが増えています。
サンリオなどの具体的な訴訟事例を通じて、契約や権利処理の不備が招く事態を解説したこの記事は、クリエイティブに関わる現場の方々にとっての「転ばぬ先の杖」として読まれたのかもしれません。

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第6位:コクヨ『やる気ペン』。子どもの意欲を支える特許技術

リカレント教育(大人の学び直し)への関心が高まる中、「やる気」という目に見えないものを技術で可視化・強化するアプローチが注目されました。
IoT文具の特許技術を解説したこの記事は、子育て世代だけでなく、人材育成や自己研鑽に関心のある層にも「行動変容を促す技術」のヒントとして響いたのかもしれません。

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第7位:アスクル被害報告書を読み解く。ランサムウェア対策の現在地

12月に公開されたアスクル社の詳細な報告書は、多くの企業にとって対岸の火事ではありませんでした。サプライチェーン攻撃の巧妙な手口や、復旧を困難にしたバックアップの汚染など、生々しい実例から「自社の備えは十分か?」を再点検するために、多くの担当者様がこの記事を参照されたと推察します。

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第8位:HAPS(空飛ぶ基地局)実用化へ。次世代インフラの知財戦略

2026年の商用化に向け、NTTとソフトバンクがしのぎを削るHAPS。
能登半島地震などの経験から、災害に強い通信インフラへの社会的関心が高まっており、両社の特許戦略の違い(機体開発 vs 通信網統合)を比較したこの記事は、「技術で未来を守る」という視点から多くの共感を集めたようです。

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第9位:「除くクレーム」審査厳格化。特許実務の転換点

特許庁の審査基準見直しにより、「安易な権利化」が難しくなるというニュースは、知財の実務に携わる方々にとっては見逃せない情報だったかもしれません。知財の「数」だけでなく「質」が問われる時代への変化を象徴するトピックとして、実務担当者様を中心に高い関心を持って読まれました。

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第10位:シヤチハタ「Xスタンパー」。ロングセラーを支える実用新案

戦後80年・昭和100年といった節目を迎え、長く愛される商品の知財戦略が再評価されました。
特許だけでなく、実用新案やノウハウを巧みに組み合わせる「知財ミックス」の事例として、「変えないために変え続ける」企業努力の奥深さが、多くの読者の心を掴んだのではないでしょうか。

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2026年は「実装」と「定着」の年へ…?

2025年は、万博による未来技術の提示や、セキュリティインシデントによる教訓など、多くの「変化の種」が撒かれた年でした。来る2026年は、それらを実務に落とし込み、社会に定着させる「実装の年」になるのではないでしょうか。

  • Trend 01

    生成AIの「実務定着」と法的整理

    「すごい技術」から「使う道具」へ。AI発明の権利化や著作権の議論が整理され、企業での活用ルールが標準化されていくでしょう。法的なグレーゾーンがクリアになることで、より積極的なビジネス活用が進むはずです。

  • Trend 02

    「守り」から「信頼」の基盤へ

    HAPSのような次世代インフラの実用化や、パスワードレス認証(Passkeys)の普及など、技術による安心安全の基盤作りが進みます。セキュリティや知財は、コストではなく「信頼の証」として、企業の競争力そのものになります。

  • Trend 03

    人間中心のイノベーション

    『やる気ペン』やデフリンピックの技術のように、テクノロジーが人の可能性をどう拡張できるか。スペック競争ではなく、その「体験価値」をどう知財で守り、育てていくかが、いっそう重要になります。

まとめ:変化の波を乗りこなすために

2025年を振り返ると、新しい技術へのワクワク感とともに、「この変化にどう対応すればいいのか」という現場の皆様の苦悩や試行錯誤も透けて見えてきます。
知財部門や情シス部門の皆様にとって、制度変更への対応やセキュリティ対策の強化など、息つく暇もない1年だったのではないでしょうか。

私たちミガリオは、2026年も変わらず、そうした変化の最前線に立つ皆様のパートナーでありたいと願っています。複雑化する情報を整理し、業務の負担を少しでも軽くすること。そして、皆様が本来注力すべき「未来を創る仕事」に向き合えるよう、システムと情報の両面からサポートし続けます。

本年もミガリオのブログをお読みいただき、誠にありがとうございました。
2026年も、変化する社会と知財の交差点から、皆様のビジネスに役立つ情報を発信してまいります。どうぞ良いお年をお迎えください。来年またお会いしましょう。

🖌️編集後記:この記事の「色」について

この記事のアイキャッチ画像(トップ画像)には、日本流行色協会(JAFCA)が選定した2025年の色「ホライズングリーン」を使用しています。「今年の色」が毎年発表、制定されていることって皆さんはご存知でしたか? 「視野が広がる」「確かな希望」という意味が込められていたようです。来年の最初のブログ記事では、「2026年の色」を使用する予定です。新しい年がどんな色になるのか、ぜひ楽しみにしていてください。

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株式会社ミガリオ ロゴ

この記事をお届けしている会社

私たち株式会社ミガリオは、「知財部を強くする」ことをミッションに掲げ、知財管理システム「MIGARIO/FRIO(フリオ)」を開発・提供しています。
研究開発の現場で生まれた大切な「発明の種」を、システムを通じて確実に守り、育てるお手伝いをいたします。
このブログでは、皆様のビジネスや研究活動のヒントとなる知財情報を発信していきます。

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