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知財データ交換システム

1. 特長

データ連携

知的財産部と特許事務所との間は、
出願依頼書から始まり、出願原稿、庁書類、完了報告書…様々な電子ファイルをやり取りしています。
今でもメールで電子ファイルをやり取りしている方は多いと思います。

メールでは実際の担当しか、その内容を確認できないので、後々担当が変わるなどした場合、その引継ぎがうまく行われていないと困ると考えるユーザは多いと思います。それを解決すべく、一部のユーザは2008年頃からEDIシステムを使い始めました。このシステムを利用することで、データ授受が第3者にもわかり、また何が遅れているかも容易になりました。

しかし、従来のEDIシステムは、相変わらず電子ファイルにコメントを添えて、ファイルをやりとりしています。
その詳細はファイルの中身あるいはコメントに書かれているので、目視しないとわかりません。
知財担当(業務担当)は目視した内容を確認し、再度管理システムへ入力し直す作業は、依然としてまだ変わっていません。
つまり、そのファイルの内容や、案件のデータ連携はほとんどされていません。

整理番号、事務所整理番号、出願依頼日、出願日、出願番号、国際出願番号、優先権主張期限、審査請求期限、公開番号、公開日、登録番号、登録日、次回納付期限、権利満了日など…
その番号や日付は、対応完了時に再度システムへ知財担当が入力しています。
それでも、庁書類の場合は日本特許庁が採用しているインターネット出願ソフトのおかげで、
そのやりとりのプルーフと言われる庁書類ファイルを読み込むことで、これらの番号や日付はある程度、カバーできます。
でも外国出願に関しては、なかなかシステムが対応しきれないため、手入力が現状です。

本来のデータ連携とは、これらの番号や日付も含めた電子ファイルおよびその項目を取り込むことが本来、あるべき姿なのではないでしょうか?

ミガリオでは、2018年8月より「IPX – 知財電子データ交換仕様」の検討を開始し、2019年に第1案を完成させました。この仕様書に沿った知財電子データ交換システムがMIGARIO EDIです。

このシステムは、従来のEDIシステムとは違い、電子ファイルをやりとりするだけではなく、出願日や優先権主張期限等の番号や日付やもちろん、請求書も受領する(明細も含めて)ことができる、新しい知財データの電子データ交換システムです。
いまや電子帳簿保存法を対応する上でも、必須なシステムです。